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2008.07.04
/ David Grubbs And Susan Howe『Thiefth』
yoga'n'antsジャケの蟻男、NBCを通じて全米進出。何度かオーダーをくれているNYのCD店、Downtown
Music Galleryのバイヤーさんがカメラ前でプッシュしてくれ、親切にもメールをくれました。これでユタやアーカンソーやオハイオやネバダの人らも、サブリニナルには刷り込まれたはず。売ってないのがなんですが。
写真は現代美術〜アヴァン・ミュージックの境界をゆく偉人David
Grubbsと自分はよく知らない女流詩人Susan
Howeとの両名義アルバム。何枚か出ている共作の(たぶん)いちばん最初。電子変調された「声」の傑作にして、芳醇な無音地帯も満載。キーマンMats
Gustafssonも参加。
基本的にはポエトリー・リーディングの作品なので、英語ができればより楽しめるのだろうけど、残念ながらそこまでのヒアリング能力はなし。
これを期にOther
Musicなどにも卸しの相談をしたいのだけど、そんな交渉能力もなし。
いま振り返るに、なぜ仏人ヴォーカリストとあそこまで密なアルバムが作れたのかも不思議だ。 |
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2008.07.03
/ David Kitt『The Black and Red Notebook』AMAZON
今日も入校。紙の選定に悩む。インクの吸い込み。プラケースの光沢との兼ねあい。そして予算など、モニターの外にも考えることが多い。
で、こういうときにいつも思い出し手に取るのが、写真のDavid Kitt。以前このブログでも紹介した『Small
Moments』や2006年の『Not
Fade Away』など、その音楽同様に、地味ながらさりげないセンスが映える名ジャケの多い彼。……なのですが、このパッケージに関しては、紙の選択を間違ったために、ちょっともったいないことになっている。デジパックのなかには『The
Black and Red Notebook』というタイトル通りに、学習帳を模した冊子が封入されているのですが、そこにテクスチャのまったくない半光沢のコート紙が使われているため、まるPやまるCを含めた文字要素をすべて鉛筆書きでトライ、というアイデアがイマイチ活かされていないのだ。
内容はJ.J.Cale、Beatles、R.E.M.、Sonic
Youth、Thin
Lizzyなどのカヴァー曲が中心。どの曲もメロウで温かなSSW的解釈が染みる好演で、件の学習帳にはそれらの原曲を初めて聴いたときの想い出などが自筆で綴られているだけに残念なのだ。たぶん色校正を見たDavidも、「ちゃんと出てるけどなんか違うよなぁ……」と腑に落ちなかったことでしょう。
俺ならクラフト紙やこうぞ紙、またはアラベールなどの非塗工紙を使う。吉祥紙の黄ばみを活かしても面白いかもしれない。もしそれで予算があわなければ、デジパックのPP加工をOPニスに変えればいい。
……みたいなことを夢想していると、今日の仕事もうまくいくような気がしてくるのです。 |
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2008.06.28
/ Muller-Kramis-Baschnagel『Nautilus II』
葬式と結婚式が続いた今週。履き慣れない革靴で、足がボロボロ。明日はトドのように休むと決心。
引越しで小さくなったクロゼットにも、なんとかスーツは見つけられたが、パーク・ハイアットのボールルームに着ていくような持ち物はなく、ここぞとばかりにネクタイやチーフを新調。「新しい靴や洋服というのは、他人に賛美されるためのものではなく、自分自身が昂揚するためのもの」……という当たり前のことに気づいて、伸びた背筋で散々呑んで帰宅。途中、デザイナー北山さん小山田くん夫妻&そのキッズが家族呑みをするからおいで、という、もし羽があったら系のメールが届くが、10メーター頭上のジャズ・バンドが演奏する、軽めの「Waltz
For Debby」にまんまと持っていかれ、最後までがっつり楽しんだ。いや、音楽を抜きにしても本当にいい結婚式。おめでとう。末永くお幸せに。
「Waltz For Debby」のカヴァー・コレクトは、すでに100ヴァージョンを超えたが、さすがに飽きた。最近のものはイントロ10秒でどこまでいくかが聴こえてしまい、結局どの演奏を聴いても、僅か1分18秒の朴訥なオリジナル、そしてMonica
Zetterlundの(誤解を恐れずNicoのような)名唱を想ってしまう。心底買ってよかったと思ったものは、Gregor
Mullerトリオ(写真)のものが最後だろうか。
あと、最高にヤバいのは、アナログなら¥300で買えるEarl
Klughのヴァージョン。中盤、誰もが笑う逸脱と、誰もが感動できるその解決の仕方には、フュージョンと呼ばれる音楽の諸悪がドラムとベースにあることをよくわからせてくれます。メロディを追えないとキツいかもしれませんが、You
Tubeにあったので聴いてみてください。Corneliusに通じる部分がありますよ。 |
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2008.06.25
/ Stefano Pilia『Action Silence Prayers』
2005年の『A
Year Of The Aural Gauge Operation』が最高のホラー・サイケデリックであった3/4HadBeenEliminatedのギタリストStefano
Piliaの作品。そんなにバカスカ買っているわけではないのだけど、最近聴いたドローン/アンビエントのなかでは出色の1枚。まず美しさが入ってきて、すぐに恐ろしさが追いかけてくる絶妙の和音構成は、たとえば牢獄の窓から眺める朝日や夕日、そのグラデーションを想わせ、大陸的なスケール感がありつつも、スタンド・アローンでコンパクト。「Sky」や「Water」など、大きめの曲名がつけられているにもかかわらず、それらを手製の抜き型に固めるような密室感が感じられるところがとてもいい。理屈臭くもなく、宗教臭くもなく、琴線ゆさぶりつつも淡麗な味わい。(試してませんが)PCでの再生にもハマりそうな音楽です。 |
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2008.06.23
/ Guillaume & The Coutu Dumonts「Les Gans」
B面Audio
Werner Remix最高。A面オリジナルはCharles
Lloydがクリックやったみたいな風情で、ハネつつも硬〜いキックが原動力にも抑止力にもなったクール・ジャズ。これはこれでよいのだけど、リミックスのほうは、そのキックが職場放棄的に引っ込んでいて、リーダー不在となったサックスやキーボードが、迷い、戸惑う様子(それこそストライキする労働組合員の奥さんや息子のようだ)が、今週の新譜のクセして殆どEditions
EGというかJon
Hassellにしか聴こえないという超無益なエフォート三昧。向こう数年のリスニングに耐えうるであろう素晴らしい出来となっている。
それにしてもこのユニット、アルバム(写真/未聴)のアートワークが著しく音楽と違うんだけど、どっちが本当なんだろうか……。 |
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写真はシトラスのラスト・シングル。4曲目で汐見さんのギターが聴けます。
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2008.06.20
/ Citrus「Wispy, No Mercy」AMAZON
初めて会ったのは17歳のとき。人生の半分以上をいっしょに生きたことになる計算。その人はいっしょのバンドでギターを弾いていて、自分は、その人の近くであれば、たとえ貧乏でも楽しいと考えて、ひとり暮らしとひとり暮らしの土地を決めたりもした。その当時は週3回のペースでいっしょに呑んでいた。しかも朝まで。その金がどこから出ていたのかは未だにわからない。
そんな旧友が、きのうの午後、亡くなってしまった。
昨年10月の健康診断での異常な数値を、見て見ぬふりをしながら、タクシーの運転手を続けて、階段の途中で休まなければいけないほどに体力が低下したのを期に、入院。すぐに緊急手術となり、腹を開いてみたら、直腸から始まった癌は、肝臓、胃、肺にまで転移していた。まだ41歳だった。
もともと目が大きな人だったから、一切の肉が失われたまぶたからは黒目が覗いていて、死んでしまっても、まだ起きているようだった。早朝の連絡で駆けつけたときには、薬で意識はなく、呼吸の回数でかろうじて命を計ることができるという状態。血圧の激下から8時間をかけ、だんだんと心拍が遅くなり、最後はお姉さんと恋人に硬く両手を握られ、何度も名前を呼ばれながら死んだ。晴れた午後、眠たい子供を想わせる、穏やかな最後だった。
握ったことなどない手を握りながら、さすったことなどない足をさすりながら、ゆっくりゆっくりと漂白されてゆく生命を眺めながら、ずっと考えていたのは、「できることならもういちど目を開け、自分を判って欲しい」ということ。そして、「どうか早く楽になって欲しい」ということ。いや、後者は随分とボカした表現であって、実際、頭のなかではもっと酷いことを叫んでいた。
「死ぬなら早く死んで」
極端に遅くなった呼吸をカウントしながら、自分も同じだけ息を止め、「惜しい!」とさえ思った。臨終のあと、本気でそう思っていた自分が恐ろしくなって、霊安室の片隅で、友人にそれを告白したら、彼もそう思っていたと聞け、安堵したりもした。
残酷さ。無粋さ。悪態や無関心。それらを総動員して、なんとか悲しみを回避する。人の気持ちというのは本当に複雑にできている。
「子供の頃、欲しくても買えなかった」と、病室のベッドからたくさんのモデルガンを注文し、それで遊んでいたという故人。銃といえば、人の命を奪うものの象徴。それを愛でることで、死の恐怖を紛らわせ、薄めるということ。そこにもまた、人の気持ちの複雑さを見ることができる。
汐見臣司さん、いままでありがとう。腹の底からご冥福を、そして心の平穏をお祈りします。お見舞いを嫌った彼の友人全員が、この文章を読みますように。 |
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2008.06.18
/ Wire『A Bell Is a Cup...Until It Is Struck』AMAZON
高校生のときにラジオで聴いて以来、耳から離れず、ことあるごとに、なんだろうなんだろうと想い続けていた曲が、You
Tubeのお陰でWireの「Kidney Bingos」だと判明。しかも棚にあった。ロクに聴いてなかった。……というラッキーもあり、この数週間はこのバンドのレコードばかりを聴いていた。
デビュー時に言い放ったとされる、「ロックでなければなんでもいい」というパンチライン。生涯アート・スクーラーとしての呆然とした佇まい。メンバーに素人が混ざっているという当然。実際に聴くよりもジャケから想像していたほうがずっと最高な音。などなど、このバンドから受け取ったものは計り知れない。いい加減手放してしまおうと思っていたEyeless
In Gaza『Photographs As Memories』やIn Embrace『Too』、Bron Areaといった体育座り系NW〜ポスト・パンクまでもが俄然輝いて聴こえ出すから音楽(の連鎖)は不思議だ。
ちなみにこのサイトのトップページに置いてある、yoga'n'antsのジャケの原案になった油絵(インナーにも印刷しました)は、『Pink
Frag』(※)からの啓示で描いたもの。彼らには、なにかにつけお世話になっているのだ。
※『Pink
Frag』『Chairs
Missing』『154』の初期三部作はデジパックでのCD化がなされていますが、最高にクールな平面構成を台無しにした左の黒ベタがどう考えても余計(同フォーマットのEno再発ではプロダクト感が強まり効果的だったのだけど)なので、これから買う人はオリジナルUK盤を探しましょう。CD派の人もそうしましょう。音なんて聴かなくていいんだから。 |
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2008.06.16
/ リチャード・コニフ『ちょっと気持ち悪い動物とのつきあい方』AMAZON
保育園に移動動物園がきていたので観てきた。係のオジサンが園庭に出て、ヤギやラマ、ブタを配置。動物相手なので、手慣れた手つき、とはいかないところがいい。べつのオジサンは汗だくでハンマーを振り下ろし、ふだんはカラフルな遊具が置かれている場所に、鉄柵を打ってゆく。見慣れた場所に、何匹かの動物と、簡単な柵。突如出現する非・日常。これもまた、デザイン。カンカンと小気味よい鉄の音が青い空に消えてなくなる頃には、あたりはすっかり動物園だ。
移動、といえば、図書館もよく利用している。毎月同じ場所に停車するトラックに出向き、読みたい本のリストをリクエスト。つぎの月には届けれくれて、返却は駅前の役所、という便利さ。画集や写真集、アートブックは手元にないと話にならないが、小説やDVDは共有の財産で十分(なものが多い)。かといってネットで配信されるそれにはどうにも食指が動かず、これもまた、世代かと。
そんな自分も本は買う。リチャード・コニフの『ちょっと気持ち悪い動物とのつきあい方』。内容はタイトルでほぼ説明されているが、そこからの期待を裏切らない面白さ。収録されたエピソードの大半は「気持ち悪い」というよりは「恐ろしい」だけど、コリン・ウィルソン的な蒐集欲とはまったく別のラインに位置する「アンタッチャブルへの好奇心」がそこここに充満していて、(とくに男性は)没頭し易い。以前ここに書いた『自分の体で実験したい』にも通じる、金を払うに値する活字。棚にあっても無駄じゃない活字。 |
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2008.06.15
/ The Rolling Stones『Love You Live』AMAZON
(前回から続いて)しかし通用せず。最近活動休止を発表した某国民的グループのジャケにつき、コンペであったため、リトライも効かずに大きな無念が募る。冷たいNGであればまだよかったが、最後の2案まで残ったと聞き、悔しさがデカい。カラーリングの淡さも敗因のひとつだとか。配色を変えることなど容易いベクトル・データのデザインだっただけに、アザーを出せなかったツメの甘さを呪った。日々反省。日々勉強、です。
気を取り直して入校。朝からプリントを出し出し、CDRを焼き焼き、猛進。いや、それにしても残念……。
いま聴いているのは『Love You Live』。高校生のときに買った味も素っ気もないRolling Stones Records盤。購入当時は、演奏の途中からRECボタンを押したかのようなイントロ、編集のため途中から消える歓声、コロコロ変わる臨場感、かといえばオーバーダブの痕も見え隠れ……などの部分に不満と寸止め感があったが、演奏の甘さ(というかボロさ)がより多く実感できるようになると、そのほころびもチャーミングに聴こえてくる。アルバム全編を通して最も大きな音が花火の音、というのもいいし、イントロ「Fanfare
for the Common Man」の喧噪が失せ、やけにくぐもった音色のギターが「Honky
Tonk Women」を弾き出すところなど、笑いなしに聴くのが難しいほどのスッカスカ。これはDUBだ。
そんな自分だから、「Star
Star」までの6曲と、やけにザラザラした質感の「Sympathy
for the Devil」が好き。ときにDonny
Hathaway『Live』にも通じる生々しさと好評のブルース・ロック攻勢(Disc 2の前半)は、完全に聴き飽きてしまった。 |
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2008.06.13
/ Nonalinians『Bandung 16.04.1955』
この時期最高のフレンチ・レゲエ。トビの少ないノン・スモーキングD'n'Bに、ほぼ全編が同じ音色で弾かれた、これまた覇気のないFender
Rhodesのアドリブが淡く絡む。DUB的な抜き差しやレイヤー構成はほとんど聴けず、アレンジ的な要素も皆無。Armando
TrovaioliやPiero
Piccioniが「レゲエ? だいたいこんな感じだろ?」と制作したサントラのようでもあるし、ロック〜モンド的趣向を抜いた初期Money
Markのようでもあって……と書くと、まったくいいところがないように思えるが、この無防備かつ無目的な棒立ち感は、それはそれで得難いものがある。中原(昌也)くんの作る4つ打ちなんかに近い感じ。音楽をやる元気はあるが、根っこからボアードした感性が、絶対に成功させないあの感じ。
今日は新しいジャケ案件のラフ出し。もう少しで音が届くそうなのだけど、なんと締め切りは明日。切羽詰まって塾考したこともあり、とりあえず4案は出たが、どれもこれもタイトル(仮)のみからの妄想。どれだけ通用するのかが見物。 |
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2008.06.12
/ AREA II『AREA II』
遠くから眺めると巨大な球体だが、顔に熱を感じるぐらいに近づくと、それは多面体の集合であることがわかり、それらの角という角がギシギシと軋みながら回転し続けているかのような規格外の基礎体力に、現代音楽、インプロ、アラビアン・スケールなどを暴飲暴食してしまい自律神経が根こそぎブッ壊れた的ケイオスがオドロオドロしい初期名作『Arbeit
Mach Frei』や『Radiation Area』を想像しながら針を落とすと、あまりの爽やかさにうすら恐ろしくなる後期の(というか末期の)85年作。
……といってもオリジナル・メンバーはドラマーのGiulio Capiozzoしか残っておらず、彼の主導のもと、実に腑抜けたジャズ・フュージョン路線を歩んでいる……が! 冒頭とB面中盤に収録の女性ヴォーカル・チューン2曲はLucinda
SiegerやLizzy Mercier Descloux好きも絶対気に入る「狙わずにそう」系のエセ・ジャズで、とくに後者は10年前のフリーソウル〜サバービアで紹介されてもおかしくないぐらいの名曲。
ジャズやプログレからこういったトラックを見つけるのはいちばん楽しく、かれこれ10年、毎年夏になるとこの2曲のみを聴いている。ロシア構成主義的なコラージュが施されたジャケットも大好きだ。
数曲にJimmy
OwensとBruce
Formanが参加。箸にも棒にもかからない腐れフュージョンの片棒を担いでいる。 |
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2008.06.08
Confetti「Confetti Presentl EP」
Wedding Present「Three」
ひさびさにゆっくり休めている週末。なんもしない。ホントなんもしない。音楽もかけているけど聴いていない。これではいかんと掃除。昔の卒業アルバムをめくるような気持ちで7インチを整理した。ジャケットを触りながらだと、俄然音も耳に入ってくる。う〜ん、世代だ。
あれだけ好きだったSarahレーベルを10枚強にまで絞った。初期ナンバーばかりが残ると思っていたらそうでもなく、St.Christopherの「It's
Snowing On The Moon(46番B面)」が薄くハウスだったり(アウトロのヴォーカル・ブレイクがつなぎどころ)、Shelleyの「Reproduction
Is Pollution(98番)」がこれまた薄いチルアウトだったり、いっしょの箱に入っていたSea Urchinsの片面プレスFierce盤が想像以上の本気フォークだったりして、決して想い出ばかりでないところが楽しかった。
そんななか出てきたのが写真上の7インチ。Y.M.G.やWeekend直系でありながら、より表層的なパンク精神があり、しかも同世代ということでこの手(←ミュート・ピッキングとリズム・ボックスにリバーヴかけて学生っぽい女が歌っているだけ)のシングルはたくさん買っていたが、ここに収録の3曲は、すべてWedding
Presentのカヴァー。なかでもB1「Anyone
Can Make a Mistake」は素晴らしく、UKインディの由緒正しき上下関係に涙腺が緩むが、これが発売された92年のWedding
Presentといえば、件の12ヵ月連続シングル・リリース(※)をしていた充実の年。A面「Corduroy」が前年の『Seamonsters』から選曲されているあたり、単なる思いつきの便乗であり、もしかしたらそこまでの誠意はなかったのかもしれない。
ヒマだとどうでもいいことばかり考えてしまうものです。
※ブートでのリリースながら、このシリーズは13番も存在し、同企画の倖田來未には1枚勝っています。まぁ、いまとなっては「そんなもんアルバム作る労力となんら変わらない。録り溜めたのを小出しにすれば叶うじゃん」と冷静ですが、VinylでもRough
Tradeでも売り切れてしまっていた3番(写真下)を新宿Ciscoで見つけたときの興奮などは、いまでも鮮明に思い出され。
ヒマだとどうでもいいことばかり思い出してしまうものです。 |
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2008.06.06
/ The Gerry Mulligan Quartet『At Storyville』AMAZON
毎回のようにスタジオに彼女を連れてくるのでセッションに集中できず、ある日の欠勤を境にクビにしたJimmy
Rowlesのマイナスにより大きく飛躍したGerry
MulliganとChet Bakerのカルテット。本作はそのチェットの代わりにトロンボーンでありアレンジャーのBob
Brookmeyerを迎えたPacific Jazz名盤中の名盤。
コード楽器から解き放たれたバリトン・サックスとトロンボーンは、しかしそのコード感を補うように、両者がもつれあうようにしながら、鉄の香りを撒布。食事や雑談のBGMとして聴き流されることを覚悟したアンサンブルながら、いったんその部分にフォーカスして聴くと、このカルテットの奇跡的中末比がクッキリと浮かび上がる。
徹夜が続いた今週。起き抜けの数時間は、「聴こうとする」まではほっておいてくれる、こうした「大人の粋」に助けられています。それにしてもこの頃のマリガンはスキンズにしか見えない。 |
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2008.06.05
月刊RAP presents『RAP!! vol.1』AMAZON
Lloyd Cole『Love Story』AMAZON
ここ数日の雑記いろいろ。
近所に新しい蕎麦屋がプレ・オープンしていたので最初の客になった。左の大皿に北海道の蕎麦粉を使ったという挽きぐるみの蕎麦。右の平皿には、かなり大ぶりの海老天が二尾。それで¥900。味、そして量のわりに安い。割り箸がe-stick(それも赤)なのと蕎麦湯が熱々の魔法瓶で出てきた以外はなかなかの店だったのだけど、いま思い出しても謎なのは、蕎麦と天婦羅の間に、なぜか卵が鎮座していたこと。それも茹で、ではなく、生で、だ。
どう考えても不釣りあいなソレを見つめながら、厨房に向かい、「卵ってどう使うんですか〜?」と声を張る。しかし帰ってきたのは、「お好みで〜」という、顔なき声だった。
小鉢に割ってかき混ぜるも、海老の後半を少し浸してみただけで、あとは使い道がわからずに残した。会計は話の長くなりそうなオバサンだったので、謎は謎のままに。それにしてもゴメン、卵。
雨が降っているとついつい聴いてしまうKings of Convenience『Riot
on an Empty Street』。昨晩の夕飯にもこれ。そして今日の仕事始めにもこれ。
リリース時に、まずレコードを買って、しかし通して聴きたいがために輸入盤CDも買って、どこかのフリーマーケットで国内盤を見つけてまた買って、と、ウチにはこの作品が3枚もある。よく聴くのはCopy
Controlのかかった国内盤。輸入盤と聴き比べると、こっちのほうがギターの音に丸みというか「まろみ」みたいなものが多いような気がする。ジッター大歓迎。
冒頭の「Homesick」がとにかく名曲すぎて、しばらく息を殺して聴き入るため、その後の安堵が自分の生活ペースに心地よい、というのも大きな魅力。ふわっと覚醒させておいて、以降はノータッチ。上昇も下降もしない。
名曲ばかりが続くアルバムって、なかなか聴く気にならない。
準備中の本のために新しいインフルエンスが欲しくて買ってみた『月間RAP!!』のリニューアル号(写真)。「最近のD.L.さんのライフスタイルはどんな感じですか?」という、とんでもなく大振りな質問で始まるインタヴュー、後半の雑多なコラムの人間交差点……というか黄昏流星群状態など、どうひねっても自分からは出ない感じ。食ってるもの、飲んでる水が違う感じ。TWIGYの超問題作(とされている)『The
Legendary Mr.Clifton』にも通じる、「他者との差異というフォーマット」に依存した、愛らしくも無器用なエンターテインメントのカタチ。
愛らしくも無器用、といえば、Felicityの櫻木さんに頂いたDritt
Drittel『Dritt Drittel(Demo)』というCDがよかった。Cornelius『PM』に参加したアーティストの初アルバムの音源。音楽的/音質的には、ちょっと頑張ればできちゃう宅録レベルなのだけど、その端々に、いくら頑張っても、できない人には死ぬまでできないセンスが見え隠れする。最初の印象は、「NYのバンドみたいだなぁ」……ということで、この人にはNo
Ageクラスのブ厚いアートブックがついた正規盤を作ってもらいたい。そのパッケージを愛でながら聴いてみたい。
去年からやっていた戸川純さんのボックス・セットがようやく手を放れそう。初の本人監修ということもあり、戸川さん御本人の情熱がスゴい。こちらもそこに感化され、外箱の内側にまでデザインしまくった。紙ジャケ3枚と48Pブックが三方背に入って¥6000。NHKみんなのうた「ラジャ・マハラジャー(名曲)」や映画『釣りバカ日誌』の劇中で歌われた「鈴木建設社歌」なんてレア・トラックもあります。安いです。
写真下はたったいま聴いてるLloyd Cole。La'sの2枚組(デモ音源超最高)といっしょに『Rattlesnakes』もDeluxe
Edition化されているのを見つけて思い出した、たぶんほとんどの人がスルーしているであろう95年作。自分もJohn
Divolaの写真を使ったジャケが欲しくて買ったようなものだけど、ホロ苦くもウォームな佳曲が優しく鮮やかに上塗りされてゆくあたり、「たまにはこういうのも……」と言いながら、気づけば結構回数を聴いている。Blue
NileやMark
Hollisを人懐っこくしたような(敷居を下げた?)サウンド・プロダクションもいい。「Unhappy Song」はRoddy
Frame『Surf』にも通じる名曲。いや、佳曲。 |
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2008.06.01/「冒険王・横尾忠則」@世田谷美術館
Info
晴れたのでいってきた。とにもかくにも生Y字路最高。この作品集には間にあわなかった「芸術と平和」という作品が、ぐんにゃり音を立てながら斜めに切り立ったソワソワする構図で、ジッと見ていると転ぶほどにスゴかった。見れば見るほどに正面が「取れない」。錯視を狙った作品ではないのだけど、頭の水平が発熱してしまう、しかし本当に美しい1枚。そのインパクトが強すぎて、以降はぼんやりと歩いた感じだったのだけど、トレペをカブせの色指定がカサブタに見えるほどに生々しい『平凡パンチ』の反射原稿など、デザイナー好みの展示も半分ほどを占めていて、すごくよかった。
高島屋のITOYAで(デザインの)実験用の買い物をして帰宅。仕事は相変わらず入校の準備とラフ出し。先週はべつの仕事で同じ調子だったので、少なくともひとつは手を離れていることになるのだけど、前屈姿勢での生活は変わらず。CDジャケにかかりきりで本が進まないのが不安でしかたがない。旅行にもいきたい。 |
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2008.05.30
西健一郎『日本のおかず』AMAZON
Cannibal Corpse『Tomb of the Mutilated』AMAZON
男も楽しい家庭料理本。実の娘さんがあとがきを含む文章全般/構成を担当していて、かんたんですぐ旨い、酒にもごはんにもいい「濃い口の京料理」が数多く紹介されている。アジの刺身と九条ねぎの青みをたらこで和えたものや、京風の鶏すきなど、材料さえよければ失敗しないものがメインで、もちろん調味料の分量も明記されている。
京料理といえば、出汁。それも一番出汁のイメージがあったのですが、この本のレシピでは(最初に二種類の出汁の取りかたが説明されてはいるものの)、豆腐を使った料理や炊き込み御飯、それだけでは味の弱い野菜の煮物など、半数ほどの料理にしか使われておらず、つまりはどの皿も、たいした手間をかけさせずに旨い。これほど簡単であると、もはや料理ではなく「工作」に思えてくるところを、しかしどの品にもアレンジの「幅」が残されていて、その意味でも読み手=家庭の味を強制することがない。とてもおおらかな本です。
写真下は全然おおらかじゃない初期Cannibal Corpseの2枚目か3枚目。反作用で紹介してみました……というのは半分嘘で、きのうから作り始めたCDジャケが映画『DMC
デトロイト・メタル・シティ』関連の渋谷系コンピ(!)ということもあり、デスクにこれを飾りながらラフ出しをしています。
Cannibal Corpseはボーカルの交代あたりから演奏力が向上し、ブラストビートも熟れてくるのですが、この頃(92年)はまだまだ演奏が粗く、セルフ・パロディ度の低い(←超重要)HC寄りのDeath
Metalが聴ける。 |
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※AMAZONのひとり勝ち市場には、いくら便利だとはいえ複雑な想いを抱くことも(ごくたまに)あるのですが、それはレコード店や流通業者など、音楽の「まわりにあるもの」を含めての話。こと「音楽そのもの」にとっては、これほど野心や希望を抱ける市場もないかと思い。
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2008.05.28
/ Aphex Twin『Selected Ambient Works, Vol. 2』AMAZON
このページの運営はAMAZONのアフェリエイト・プログラムによりサポートされています。これは、当サイトのAMAZONリンクから購入された商品の定価の5%程度が自分の収益になるというもので、いまとなっては珍しくもない、新しい企業形態への加担(※)。
が、ここ一週間の売上げとして、Mystery
Jetsが2枚、Vampire
Weekendも2枚、『A
Thousand Leaves』が1枚、ついこないだの『Flowers
of Romance』も1枚などなど含む……みたいなリストはまぁわかるとして、Aphex
Twin『Selected Ambient Works 85-92』が10枚、というのは相当に珍しく、レポートを見てビックリ。仕事としての言及も多い『Life
At Slits』や『LiGHT
STUFf』、『The
Record Covers』は、ともに5〜6册を売りましたが、同タイトルの旧譜CDで10枚というのは、ウチのサイトの記録かと思います。
無論、それでも金額的には喜べるほどの数字ではありませんし、当然そこに期待しているわけではありません。そしてもし、今後このサイトが広く知られ、より多くの金額が振り込まれたとしても、それは素直には喜べない種類の収入だと思うのですが、ただ、こうして自分が日記を書くことで、15年も前の作品が、このCD不況の御時世に、10枚近くも売れてしまう事実に関しては、かなり素直に喜んでいます。
まず音楽があって、それに感動した自分がなにか書く。それを読んだ誰かが、興味を持ったか思い出したかで購入。それってまさに、学生の頃、友達にテープを作ってあげて、その友達も特に好きな曲は盤で買う、みたいな「伝染」に近い。文字に音楽はないけれど、純粋に「好き」が「好き」を呼んでいるところはテープやMDの「聴かせあい」といっしょ。結局のところ、音楽にさえ力があれば、魅力があれば、どんなきっかけであろうと、どんなタイミングであろうと、売れるものは売れ続けるんだということが実感でき、なんだか勇気が持てた、という話です。
さて、94年の『Selected Ambient Works, Vol. 2』は『85-92』を超える大名盤。これぞ無人島ディスク! 一家に一枚! 聴かずに死ねるか! さぁ、いますぐ御注文を!(←軽薄)。
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2008.05.27
/ Rique Pantoja『Rique Pantoja And Chet Baker』
回復した耳に水をやるようにChet
Baker。ブラジルの鍵盤奏者Rique Pantojaとの共演盤。よく聴くのはB1の「So Hard To Know」で、音痴、といってもいいほどに不安定なピッチの、しかしたまらなく切ないヴォーカルが、おそらく当時のシンセのプリセットであろうチープなコード弾きに溶ける、麻薬的なジャジーAOR。ほかのインストが凡庸でうすっぺらなブラジリアン・フュージョンに聴こえるあたり、この人の声の魅力というのは計り知れない。崩れようがないピッチが淡々と続く、端正なだけがとりえのバッキングに、汚れた血が混ざるという快感。Robert
Wyattそっくりに聴こえます。 |
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2008.05.26
/ Public Image Limited『Flowers of Romance』AMAZON
エルマロのライヴは想像以上の爆音で、完全に耳がダウン。会場内や出た後の乾杯にしても、友達の話はほとんど聴こえず、唇を読むのにも疲れてしまい、早々に退散してしまった。PA周辺で観ていた人たちはとてもいいバランスだったと言っていたけれど、フロア中央付近は、よく刺さるファズのブラックホール盛り。ノイズにハマっていた20代前半は、よく高円寺20000Vや渋谷LamamaまでMerzbowやIncapacitantsを観にいっていたので、レベル・メーター的には驚けない数値。しかしシンプルなロックやロックンロールとともに鳴らされるソレは、〈いつ終わるのか〉〈あとどれだけ繰り返されるのか〉が簡単に読めてしまうぶん、きのうは内耳から崩れていった。
いや、もちろん最高のライヴだったのだけど、いまの自分には2〜3曲がちょうどよかったのかな。曲として楽しむにはヴォーカルが小さすぎたし、椅子なしで編曲(作曲ではない)のおもしろさにつきあうには、自分に体力がなさすぎた。
写真は(エルマロのドラムの人がパロディTシャツを着ていたこともあり)帰りの電車で無性に聴きたくなっていたPublic Image
Limited『Flowers of Romance』。Jah
wobbleの不在を、あえて補わずの制作が功を奏した81年のドラム(というか太鼓)名盤。Keith Leveneの控えめさもいい。
自分の盤はレコードだけど、この音は考えうる限りの爆音で、しかしなるべくクリアに聴きたい種類のもの。針に埃がたまってスネアが籠ったりすると台無しになるので、これから買う人はCDがいいかもしれない。「Track
8」や「Phenagen」を過ぎるあたり、すべての表現には、ちょうどいいサイズやバランス、そして「間」が大切、というのが染みてきます。
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※紙にも同じものが印刷されているので、角度によっては泳いでいるように見えるのだ。
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2008.05.26
/ 柚木隆一郎『NEVAEVA』AMAZON
CDの整理中に聴いたWestbamのMIX CD『Elektro
Pogo Jam 133.3』がツボだった。知名度があるのは知っていながら今まで縁がなく、自分はこの人の音楽をほとんど聴いたことがなかったのだけど、これは超最高。8ビートの2枚使いでスクラッチを決めまくっ……ていない、ガクガクにズレまくった適当なイントロから、粗めにモジュレーション処理されたシンセ・ギター的音色のダーティさばかりが耳につく怒濤のオールドスクール観に(5年遅れで)ロックされました。
世に出る音源を、いちいち自分のキャリアにカウントしていないのがすぐわかる「雑」。そして、空き地で拾ったエロ本を隠した万年床の死角から、猫の毛や髪の毛だらけになった中身ナシのプラケースが発見されて欲しい、やはり雑なジャケ。つまりは神々しいまでのハイティーン・フィールがこのパッケージには宿っている。
これからなにか単独アルバムを買ってみようかとAMAZONをブラついたのだけど、なんせ作品数は膨大。誰か詳しい人はいないだろうか……。
今日はエルマロのライヴ。……といえば、もうすぐ発売の柚木さんソロ『NEVAEVA』のジャケをやりました(写真)。
初回は透明フィルム封入で、ソッツアートにブチまけられた精子がまだ活きてますよ(※)。 |
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2008.05.24
Beirut『Gulag Orkestar』AMAZON
Beirut『The Flying Club Cup』AMAZON
少し仕事。少し遊び。少し雨降りの煮え切らない週末。世田谷美術館の横尾忠則展「冒険王」にいきたかったのだけど、腰があがらず、仕事のほうは、まもなく入稿のCDの仕上げと、来週打ち合わせのCDのためのアイデア出しを交互にやって、やはりハンパな気分。前者は木材にカンナをかけたり、鰯の小骨を外したりといったことに近い職人仕事。後者はその真逆だから、バランスはとれているのだけど、バランスなど取れたところで、だからどうした。それでなにかが進むわけではないのだよ俺。
音楽はBeirutの2枚のアルバム『Gulag Orkestar』と『The Flying Club Cup』をとっかえひっかえ聴き返していた。
どちらも、チェロやヴィオラ、ブラス隊、オルガン、アコーディオン、マンドリンなどの生楽器をふんだんに使ったコクのある空間支配にて、しかしほとんどアドリブ要素の感じられない演奏が続く、かなりの「デザイン音楽」。つまりは演奏の強度より録音のよさより、まずはこのスタイルやフォーマットこそが大切だったと思われ、そのあたりは自分や自分のようなノン・ミュージシャンとの共鳴度が高い。要はジプシー・ブラス〜トルコ軍楽のデスク・トップ解釈ですね。
ちなみに5〜6世紀のオリジナル・ジプシーは文字を持たず、その音楽は、自らの航行記録やアイデンティティを流布(というかマーキング)するためのものだったのだとか。それを考えるに、Beirutの音楽に「血」が足りないのは当然のこと。アメリカで産まれた彼らにとっての東欧は、流浪ではなく、レジャーだったのだから。
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※このスクーターのデザインも最高。どうやって曲がるんだろう。
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2008.05.22
/ Pavement『Brighten The Corners』AMAZON
宅急便で色校正が届く。入稿直前に紙質の変更があったものの、それほど色味も落ちず、満足のいく刷り上がり。カラープルーフ校正を予想していた大判のブックレットも本紙で出てきたし、そっちも問題ナシ。これでようやくひと仕事終え………というところに、娘に買った椅子が届き、もうひと仕事。たまたまリピートしていたPavementの不思議な包容力に父性を貰いつつ、組み立ててみた。
自分が買ったのはスウェーデンSvanbaby社(※)の、乳児から幼児を経た小学生までが使えるという優れもの。しかしウチの85cm児には、もはやテーブル周辺のパーツは必要なく、損した気分。もう少し早い時期に買ってやってさえいれば、それらが「外れるときの楽しみ」があったかもしれない。
それにしても『Brighten The Corners』は名盤だ。USオルタナSSW史に燦然と輝く大名曲「Shady Lane」収録、というのが決定的なのだけど、ほかの曲の小粒感も、それはそれでたまらない。ちなみにこれ、ウチの棚ではPeter
IversやMayo
Thompsonと同じ区画に収まっています。
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2008.05.21
/ Spikewave『Reserge』AMAZON
朝起きて、きのうの取材の写真チェック。フラッシュバリバリの素人(俺)写真のなかから構図とポーズをクリアしたテイクを選択し、イラストレーターさんに転送。いま作ろうとしている本は、言葉にまつわる本。言葉が主役の本。であれば、ヴィジュアルは挿絵程度の役割に留まっていてもよいわけで、すぐに「人物写真を1枚も使わない」というコンセプトが固まった。うっかりよい写真が撮れてしまうと、そのままそれを使いたくなってしまうだろうから、まさに自分の素人芸はうってつけ。……と、どこまでも都合のいい甘えが続いています。
写真はきのう書いた『Selected
Ambient Works』リマスター盤から連想し、また聴き返している比企五郎さん=Spikewaveのアルバム。アイルランドで産まれ、イギリスの田舎町コーンウォールで育ったというRichard
D. Jamesのそれに比べ、東京在住は音が硬い=機能的なのだけど、口内で溶けるハッカのようなパッド感、そして、それほど大きくはない窓を通して夢想する、身の丈を超えた宇宙観(や征服欲)の部分に通じるものがある。インドアで聴くぶんには、〈バレアリック/オーガニック云々〉というのは感じられず、いい意味でこじんまりとした〈男の子世界〉の集積が染み入る。名盤。 |
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2008.05.20
/ Aphex Twin『Selected Ambient Works 85-92』AMAZON
いま作ってる本で、曽我部(恵一)くんの取材。打ち合せに入ったカレー屋のテーブルには、偶然にも遠藤賢司さんが座っており、いい具合に臨戦態勢が整ったのか、かなり突っ込んだ話が続き、インタヴューの質としては最上のものが取れたような気がする。ライターは望月哲くん。とても原稿が楽しみ。
写真はRichard D. Jamesの92年作。角丸のスーパー・ジュエル・ケースに入ったリマスター盤を買い直し。ごく初期のWireなどにも通じる人懐っこいアマチュアリズムと、こじんまりとしたコクピット〜男の書斎感に、柔和かつ鋭角なエコー成分が乱反射する、究極の名盤。
再発にちなんでブックレットがリニューアルされているのかと期待しましたが、ふたつ折りのそれには、文字のひとつ、品番のひとつも印刷されていなかった。熱心な聴き手はそこに果てのない空洞や虚無、徹底したミニマリズムを深読みするのだろう。音を聴きながらその空白を愛でることで、このパッケージの、薬品臭さみたいなものが、鈍く浮上する。
以下、AMAZONにあったレビューが素晴らしかったのでまんま転載。
「7、8年位前、家庭教師のアルバイトをしていて、生徒が卒業するときに、卒業記念でこのアルバムをプレゼントしました。エアロスミス大好きの彼でしたが、このアルバムに感動してました。ある種の普遍性がこのアルバムにはあると思います。これからもずっと、長く大事にされるアルバムだと思います」
こういう主観は大好物。下手な分析/評論よりも、ずっと良さが伝わってきます。 |
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2008.05.18
/ Eroc『Eroc 1』AMAZON
明日の入稿データが思ったよりも早くまとまり、ずっと気になっていた請求書関連もパタパタと片づいた週末。これでようやくyoga'n'antsのギャラ配分にも取りかかれそう。自分は待つのも嫌だが待たせるのも嫌な性分なので、それが終れば憑き物も落ちるか……みたいな日曜日。
夕方、娘を膝に乗せたまま、Intoxicating
Music Clips Of Ukawa Naohiro『Mad Hat Laughs!!!!!』鑑賞。やはり彼女にはドラえもん登場のThe
Orb「From A Distance」のウケがよかったが、親はInK「Bassline」のコンバイン・テクスチャに大感動。ポール・ダンスを観にいって、酒を呑んで……という、いわば「ダベり」の実録をベースに錯綜する、ブッチぎりのノイズ・コスモス。MVにしろ映画にしろ、いままで(音楽の場合は音質にあたる)画像解像度が統一されていない作品にはいまいち入り込めなかったのですが、本作は、それらそれぞれの徹底的な「異化作用」にて、そのあたりのドクサを見事粉砕。思わず2回続けて観てしまいました。
写真はGrobschnittのドラマー、Erocのファースト・ソロ。母体の音楽は若干の親近憎悪も入りつつギリギリ自分には縁遠いかも……という感じなのだけど、そこでの作風から、地上での実生活には必要のない寓話性を根こそぎ引っこ抜いたかのような生活感あふれるシンセ・トラッド(?)の本作は、この時期必携の超傑作。電子音楽のアルバムとしても一級品。Ultramarine好きは絶対に聴かなきゃダメ。
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2008.05.17
/『DTPWORLD 2008年 06月号』AMAZON
「英国美術の現代史
: ターナー賞の歩み」を観に森美術館へ。Damien
Hirstの羊(再制作したものだそう)にビックリして帰るつもりが、 Malcolm Morleyの構図と色彩、Steve
McQueenの映像作品「Deadpan」の(ワン・アイデアの)強度ばかりが胸に残った。
ハースト単独での(自分が知る限りでの)最新出版物は『Superstition』で、またもそこでは蝶の標本を大量にレイアウトした、やけに粉っぽいステンド・グラス世界が展開されているのだけど、「制作過程にこそ真意がある複製芸術史の刷新」という基本スタンスは変わらず、しかしそれがハッキリと透けて見えてしまった時点で感動は薄い。行なうことすべてに鉄壁の意味が宿り、用意周到な説明がつく、ということが、アートにとってそんなに大切なことだろうか? ヒルズの広場でたまたま出くわしたにせんねんもんだいのスバらしい演奏を聴きながら、そんなことを思いました(CDR買ってみればよかった)。
某ダンス・ミュージック屋さんに『E2-E4』柄のタオルを発見。たくさんの12インチを抱えて帰るつもりが、一気に物欲が失せた。あれは冷や汗しか吸わないタオルだ。
DTPWORLD最新号(写真)の付録小冊子「名刺アイデアスクラップ」に江森の名刺を取り上げて頂きました。 |
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2008.05.16
/ Koushik『Be With』AMAZON
以前いっしょに仕事をしていたパターンナーさんの働くブランド、BurnerのAutumn&Winter
Collectionへ。カットや縫製は素人目線にも美しく、とてもキレイな服ばかりなのだけど、同時にそのまま地べたに座れるようなルーズさもあり、自分にとっては理想的。たまには服でも買うかと勇んで試着したのだけど、微妙に着丈が合わずに断念。展示会はすべてのサイズがあるわけではないので、9月の店頭売りを待つことにした。楽しみ。
家に戻って夕食を住ませ、地元で深夜呑み。ウィスキーから始めて、黒糖焼酎と平政のカマ焼きに流れるという、バッカスに怒られそうなハシゴ酒。わずか2〜3時間のものだったと思うのだけど、半袖での夜歩きは、とても楽しい。チンピラが鳴らす爆竹の音もいい。野外呑みにもいい季節になってきた。
写真はマイブラに影響を受けたというトラックメイカーの2005年Stones
Throw盤。ヒップホップでもなく、ラウンジ通過後のチル系サンプリング・ポップでもなく、黒すぎも白すぎもせず、どこにも属さない、属せない、凡庸ではないが中庸な音。なんだろコレ……という気持ちで何度か聴き流していると好きになります。 |
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2008.05.15
/ Helmut Lachenmann『Reigen seliger Geister : Tanzsuite mit Deutschlandlied』
ドイツの現代音楽家、ラッヘンマンがスケッチする、荘厳なる美の世界。ノイズや破裂音に近い細切れのアタックを、余計な感情を入れない即物的な音量、音程、音質で奏でるArditti
String Quartetの演奏は、シンと張りつめた冬の湖面に、細かな砂利を撒いているかのよう。
これも仕事の友。無音部分も多く、それでいてダイナミクスは控え目で、集中力が高まる。背筋がピンと伸びる。いつもよりカッターの切れ味もよい(ただいま色校カット中)。
Black
Dice『Creature Comforts』好きも必聴……というのはあまりにも強引かもしれませんが、そのあたりが好きな人はECM
New Seriesの『Schwankungen am Rand』あたりから入ってみるといいかもしれません。
それにしても、このレーベル(仏Naive-Montaigne)のデザインは素晴らしい。紙の選択、配色への配慮、折りの確かさ、どこをとっても、第三帝国の地下ルートに流通していた希少本の装丁のようで、触感が絶妙。見開きジャケを閉じるときの、パフッ。ブックを出し入れするときの、スルッ、ストン。ジャケットからも、とてもいい音がするのです。 |
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2008.05.13
/ Vampire Weekend『Vampire Weekend』AMAZON
シングル「A-Punk」のインパクトが薄かったせいもあって聴けていなかったVampire
Weekend。きのうようやくアルバムを買ってきました。いやぁ、流石は信用と信頼のXL産。やっぱりいいですね。Talking
HeadsやFun
Boy Threeから綿々と続く、「バンドでやっちゃうエキゾ」の末裔にして、Band
Of Holy Joyの遠縁か? 弦やフィドルの装飾、ジャケやバンド名から受けるゴスなイメージを忘れたところにポツンとある温和なメロディは、Jonathan
Richmanのそれを想わせます。どの曲もリズムの録音が泣けるほどチープで、グルーヴをそこに頼っていないところもこの愛らしさの理由ですね(それにしても謎なバランスのミックスだ)。
初回はペーパー・スリーヴつき。塗り足した水色が効いてますね。 |
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2008.05.12
/ Art Bears『The World As It Is Today』
トンネル抜けて月曜。週末に新しい家具が揃って、ようやく(人の住む)部屋らしくなってきた。新調した電子レンジはデフォルトが900wで超強力。チーン音もやけに威圧的で、いつまでも皿を取らないと、しつこく何度でも催促してくる。
いよいよダンボールの数も減ってきたのだけど、本やCDの発色はいざ集結すると凶暴で、ヘタに整理されないほうが生活感は薄かった、ような気がする。(部屋を見渡しつつ)うーん、これでは本当にバックヤードではないか。
Art
Bearsの45回転10曲入りアルバム(写真)がオリジナル・アートワークでCD化されています。80年発売のUK ReR盤には、これまた最高の味わいで編集された小冊子がついていたのだけど、それはどうなっているのかな。
Jesus
and Mary Chainが復活し、来日するようですが、よくよく考えれば兄弟なのだから、従兄弟の結婚式や身内の不幸をきっかけに、年間何度でも再結成できる気がするのだけど……と感慨が沸かない。
そんななか、Paul
Davisが亡くなったようです。
死因を調べようと、〈Paul Davis〉と検索しても、どっかの政治家や評論家、そしてあのイラストレーターがヒットしてしまう、IT時代に弱すぎる名前。前時代のビーチにひっそりと忘れ去られた、押しの弱い佇まい。しかしこの人は、その「ひとり感」こそが持ち味だった。そここそが最高に美しかった。その繊細さ、ナイーヴさ、そして透明感は、なんとなく……ではなくクリスタルだった。
ご冥福をお祈り致します。 |
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2008.05.10
/ Mystery Jets『Twenty One』AMAZON
よもやここまで徹底しているとは……という完璧な80'sフレイヴァーにKOされた「Two
Doors Down」のPVをブックマークに入れてからというもの、アルバム(写真)への評価も再燃のMystery Jets。Haircut
100「Love Plus One」やCoconuts「Did
You Have To Love Me Like You Did」やPaul
McCartney「So Bad」にも匹敵する、ホントにユルくて最高のスタジオ・セット撮影。やっぱ窓枠がいいよな、窓枠が……
……みたいな小休止を挟みつつの休日仕事。文字組や行間の設定により使える写真の点数が変わり、その写真にもダメ出しの可能性が濃厚で、しかし白いページはもうない……みたいな出口のないトンネルのなか、データの容量だけが倍々ゲーム的に増えてゆく。心なしかハード・ディスクのジリジリ音が大きいようで心配。
今日の昼は宅配ピザを食べた。Corneliusのパンフに使ったものをつまんで以来のピザ。ハード・ディスクのごはん=栄養といえば、メモリの増設や無駄なデータのデリートぐらいしか思い浮かばないのだけど、より直接的かつ気軽に与えられる10秒メシ的ななにかがあればいいのにな、みたいなことを思った。自分だけがサラミを頬張りながら。
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※この企画、『星からの悪い知らせ』も同発しています(自分は未聴)。今後、『くたばれキャベツ野郎』や『女性飼育論』、『第4帝国の白昼夢』あたりのマスターを強引にDubしたようなものが出れば、絶対に買うのだけど。
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2008.05.09
/ Serge Gainsbourg『Aux Armes et Ctera』AMAZON
夏はレ・ゲ・エ・DA・YO・NE! という気持ちは大いにあるが、本場のそれにはちと早い、ということで、最近よく聴いているのが、93年に仏Mercuryが企画した、『Aux
Armes et Ctera』のNew Mix/Dub/Dee Jay Version集。
超おおまかに書くと、ジャズ〜レゲエ〜ファンクという順番で弱体化していった御大の中期にあたる73年の名盤を、さらに骨抜きに、いや、骨組みに解体したもので、Sly&Robbie全面参加による抜けのいいリズムに、ときおり思い出したかのようにボソッとボムされるディープな語り、その子音だけがショワショワと飛んでいくさまが大変に心地よい名企画(※)。
Disc1のNew Mixはジャマイカで行なわれ、Disc2の前半に、目玉のDubが10テイク。後半には、Big
YouthやKing
Stittまでが参加し、当時のセルジュの外交官特権を灰に還すかのようなモダン・トースティングを繰り広げています。
ジャマイカの空港に到着したばかりの寝惚け顔や、スタジオでの様子、マスター・テープのトラック・シートなど、グッとくるレアPhoto満載のアートワークも丁寧で豪華。
それにしてもこのジャケのゲンズブールは小山田くんに似ている。
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2008.05.09
Sonic Youth『A Thousand Leaves』AMAZON
Thurston Moore『Sensitive/Lethal』AMAZON
午前中はパンを食べながらイラストを描き、午後は取材のブッキング。夕食後、Adobe
Illustratorのグリーキング制限を2Qにまで落とし(※1)、某CDジャケ仕事のため2万字のライナー原稿をレイアウト……という、いろんな仕事が重なった金曜日。
写真はそれらどの作業にもハマってしまう、『A Thousand Leaves』。今日はこれをかけっぱなしにしていました。
発売から10年、Marnie
WeberによるコラージュとMark
Borthwickによる写真と手書き文字を、まるで同人格の作品のようにレイアウトしたアートワーク(※2)も、いままたちょうどいい感じだし、熟れすぎて樹から落ちた果物の汁で汚れたアスファルトのような……つまりはプリミティヴかつ都会的なノイズの小波は、考えごとにも向いている。要は、直感と熟考の両方に作用してくれるパッケージング・アートだ、ということ。
このアルバムの後、バンドは愛用の機材を積んだトラックを丸ごと盗まれ、とくに自己流のオープン・チューニングが施されたギター関係は痛かったらしいのだけど、その翌々年には『NYC
Ghosts & Flowers』という大傑作をモノにし、なおかつ『Murray
Street』や『Sonic
Nurse』、やや動的な『Rather
Ripped』など、たとえばNo
AgeやMGMTの良さもわからないような老人に「やっぱ初期から聴かなきゃ駄目!」とかくだらないことを言わせないだけの名盤がここ10年に固まっている、というのがスゴいな、と思う。
サーストンの新作『Sensitive/Lethal』(写真下/裏ジャケも最高)もよかったし、何年後かに迫っているのであろうキャリアの幕切れも、たぶん「らしい」はず。そこにも闇雲な期待が募ってしまいます。
※1)作業中の画面に、どこまで小さな文字を文字として表示させるのか、の数値。ページもののレイアウトの際、細かな文字までを遠目に俯瞰したいときなどは、やっぱこのぐらいになる。CPU、そして眼球への負担大。
※2)ミュージシャン・クレジットよりもアートワークのそれが先にきているのが、ライヴ/パッケージング・アートの両方に確固たる線引きをしているようで、何気に重要な気が。見つからないので確認できないけれど、ほかのアルバムもそうなのかな? Woody
Allenの "in Alphabetical Order" みたいなもの? 違うか? |
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yoga'n'ants INFORMATION

◆yoga'n'ants
OFFICIAL T-SHIRTS
YNA in Bush(左)¥3900
YNA in Flambeaus(左)¥3900
冬ですが、好評につき追加清算いたしました。Shopのページからどうぞ。
また、左の「YNA in Bush」はセレクト・ショップAdam
et ropeさんのみのヴァージョンも発売されます。こちらもどうぞよろしくお願いします。
◆WEB直販(好評につき送料サービスとなりました)
こちらです。
取り扱い店舗も募集中です。ディストリビューターのBOUNDEEさんより全国レコード店に流通がありますが、ウチの店でも売ってやろうという個人商店のかたはこちらより直接御連絡ください。
また、「友達を集めたので3枚のみ卸し価格で」などは御遠慮頂きたいのですが、たとえば放送部の貴方が校内放送でヘヴィプレイし、その結果、クラスの過半数が買う、みたいな特異な状況の場合はすぐに御連絡ください。面白いので。
◆全曲解説
特設ページからどうぞ。説明しなくても伝わる音楽を作ったつもりですが、長いです。
◆雑誌掲載情報
『装苑』『ダ・ヴィンチ』『bounce』『Invitation』『WEEKLYぴあ』『PHONO』『FUDGE』『MUSICA』『VICE』『m/f』『SOUND&RECORDING
MAGAZINE』『TVブロス』『EYESCREAM』『MARQUEE』『REMIX』『barfout!』『RIDDIM』『SWEET』『SPRING』『CDジャーナル』『ギター・マガジン』『カーセンサー関西版』ほかに掲載されています。されます。
◆ラジオ出演/webマガジンなどの掲載情報
http://neojaponisme.comに江森のインタヴューが掲載されています。
『MdN
Interactive』内のコンテンツ「これがデザイナーへの道」の取材を受けました。デザイナー江森の話がメインですが、yoga'n'antsのことにも触れて頂きました。
『bounce.com』のインタビューがアップされています。
『Unique the Radio
"Orient Express"』
文化放送デジタルラジオにて放送された、サラーム海上さんによるワールド・ミュージックのプログラムに江森が出演。yoga'n'antsの栄養となった、また、なんらかの共通項を感じる新旧ワールドを10曲ほど選曲し、しゃべっています。
管理者プロフィール:
江森丈晃(Takeaki Emori)
グラフィック・デザイナー/ミュージシャン/ライター/編集者(順不同・日替わり)
ソニーマガジンズ〜宝島社での丁稚時代を経て、98年、デザイン事務所 "TONE TWILIGHT(トーン・トワイライト)"をスタート。
CDジャケット、アパレル、エディトリアル、編集業を含む装丁、少々のwebなどを手がけ現在に至る。
また、90年代初頭から中盤まで活動していた"CITRUS"というバンドのメンバーでもあったため、リミックスや楽曲提供など、ミュージシャンとしても活動。事務所と同名のインディペンデント・レーベルの代表でもある1972年11月14日生まれ。
ポートフォリオはこちら。
未製品化の作品ポートフォリオはこちら。
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